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工場の進出事例 2022.01.01
石川工場長
東レ株式会社は、1926年にレーヨン糸の生産会社としてスタートして以来、ポリエステル、ナイロン、アクリルといった合成繊維を生産し成長してきました。現在では、基礎素材メーカーとして新分野・新素材の開拓に取り組んでおり、創業時から続く繊維に加えて、樹脂、ケミカル、フィルム、さらには炭素繊維複合材料、電子情報材料、医薬・医療、水処理・環境といったさまざまな分野において、多くの先端材料、高付加価値製品を創出してきました。
東レ石川工場は、石川県能美市において、基幹事業である繊維と炭素繊維複合材料を生産しています。繊維事業については、日本最大規模の衣料用フィラメント生産工場として、ポリエステル(“テトロン”)・ナイロンの製造を行っています。その位置付けは、高品質・高付加価値・低コストな製品を生産する合成繊維の基幹工場であり、また、合繊クラスターの中核である北陸産地での原糸開発・生産拠点でもあります。さらには、中国をはじめとする海外関係会社のマザー工場としての役割も担っており、近年ますますその重要性を増しています。一方、炭素繊維複合材料事業については、高い生産技術と品質保証体制を武器に、“トレカ”プリプレグの製造を行っています。国内では愛媛工場に次ぐ第2の生産拠点であり、航空機用途をはじめスポーツ・産業用途での安定供給に貢献しています。
北陸は編立・織布、染色・後加工、縫製など多数の繊維加工企業が立地する、日本最大の繊維製造産地であり、高品質・低コストな原糸を供給すべく、東レはその中心である石川県能美郡(現能美市)へ1975年に進出、ポリエステルの生産を始めました。原糸の納品先である繊維加工メーカーと距離が近く、輸送コストが抑えられるとともに、メーカーとの連携を通じた高付加価値な製品の創出も可能です。さらに、地震などの災害が少ないことや、電力・用水といった安価で豊富な用役が確保できることから、安定した操業にもつながっております。
近年では繊維のほかにも、炭素繊維複合材料の加工も盛んに行われており、石川工場内に新たにプリプレグを製造する設備を2009年に導入し、生産を開始しました。
今後も継続して北陸繊維産地で安定した生産が出来るよう、地域と共に発展していきます。
企業名 | 東レ株式会社 |
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本社地 | 東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー |
URL | https://www.toray.co.jp/ |
石川県内拠点 | 石川工場(能美市) |
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