企業進出事例

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工場の進出事例 2022.01.01

日本ガイシ株式会社

セラミックス事業本部 製造統括部 石川工場長

金子 隆久 氏KANEKO TAKAHISA

事業内容

日本ガイシは1919年の創立以来、がいしなどの電力関連機器や半導体製造装置用部品など、さまざまなセラミック製品の製造・販売を手掛けている総合セラミックメーカーです。石川工場では自動車排ガス浄化用セラミック部品を製造しています。一般の方が目にする機会はほとんどありませんが、街中を走っている自動車やバス、トラックに必ず搭載されており、排ガスに含まる有害な化学物質を無害化する役割を持つ大切な部品で、環境保全に貢献しています。
石川工場は生産だけでなく、本社のある名古屋工場と同様に海外8か国10拠点の工場支援などを行うマザー工場の一翼を担っています。

石川県進出の決め手

2008年に石川県への進出を決め、2011年に操業を開始しました。旺盛な需要に対応するためにグローバル生産体制の基盤である国内拠点を強化するとともに、自然災害など不測の事態が発生した場合でも安定した製品供給が可能な体制を構築するBCP(事業継続計画)の観点から、国内に新たな生産拠点を設けました。
石川県能美市は、本社のある愛知県名古屋市から2時間半ほどでアクセスでき交通の便が良いこと、工場の稼働に必要な電力やガス、水道などのインフラが整っていること、人材が確保しやすいことなどに加えて、県と市が誘致に非常に熱心で、受け入れ態勢が充実していることが決め手となりました。高速道路や空港、港湾などの交通・輸送インフラが整備されており、国内だけでなくアジア圏を中心とした世界各国への製品出荷、事業展開をスムーズに行えることからも、石川県への進出は正しい選択だったと考えています。

石川県内拠点の今後の目標

早いもので、石川工場の操業開始から十年が経ちました。お客様はじめ地域社会の皆様のご協力のおかげと考えています。自動車業界を取り巻く環境は目まぐるしく変化していますが、引き続き安全操業を第一に、地域社会に信頼され、地域経済に貢献できる企業活動を行っていきます。
令和2年度には、敷地内に新たに原料生産工場を建設し、稼働を開始しました。国内・海外の製造拠点へ「石川ブランド原料」を安定的に供給して、地域社会のさらなる発展と地球環境の保全に貢献していきます。
今後、石川工場は日本ガイシの一生産拠点としての位置付けではなく、排ガス浄化用セラミック部品のマザー工場として新たな技術を立ち上げ、他の生産拠点へ展開する機能を強化していきたいと考えています。そのために、グローバルに活躍できる人材の採用・育成にも注力していく予定です。
グループ理念に掲げる「社会に新しい価値を そして、幸せを」という使命の下、引き続き独自の技術で新しい価値を提供し、人々の暮らしの向上や産業の発展、地球環境の保全に努めていきます。

企業プロフィール

企業名 日本ガイシ株式会社
本社地 名古屋市瑞穂区須田町2番56号
URL https://www.ngk.co.jp/
石川県内拠点 石川工場(能美市)

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