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工場の進出事例 2022.01.01
代表取締役社長
株式会社白山は、通信インフラを陰ながら支え、世界中の皆さんがネットワークで繋がる社会の実現に貢献している企業です。中でも光事業における主力商品「MTフェルール」は、現在世界シェア2位を達成しています。日本国内のみならず、米国・中国など世界のデータセンター等で利用されています。その主力商品を生産しているのが、石川県羽咋郡志賀町にある石川工場です。
また、雷被害から情報機器を守る雷防護製品、鉄道レール溶接に必要なレールガス圧接機、電線の溶接に使われる加熱圧接機などを展開し、私たちの暮らしに不可欠な社会基盤を支えています。
当社は2016年に東京都豊島区から石川県金沢市へ本社を移転しました。志賀町に「石川工場」があり、石川県とは縁がございました。その石川工場で、熱から電気を、電気から熱を生み出す熱電素子の要素技術の開発に成功しました。この技術は、環境やエネルギー分野での利用が見込まれます。今後、当社の新たな主力事業の柱となると確信し、熱電素子の分析が可能な石川県工業試験場、熱電研究で知見のある北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と連携し、開発に注力するため、本社を移転いたしました。ビジネスの中心地である東京から離れることに心配はありましたが、北陸新幹線の開通により関東と石川県が僅か2時間半で繋がれ、地理的に不利な点が無くなったのも、移転の後押しとなりました。
石川県の魅力は、石川県工業試験場や北陸先端科学技術大学院大学、金沢大学、金沢工業大学など、連携が可能な研究・開発機関が多くあることだと感じます。また、石川県産業創出支援機構(ISICO)もあり、積極的に石川県が産業の革新を後押ししているため、当社のようなメーカーにとって、産学官連携が非常に行いやすい環境だと思います。
現在の主力事業である光事業は、その分野での世界No.1シェアを目指しています。地域の中小企業が世界を目指すという大きな目標を掲げているため、徐々に若い方や世間から関心を集めつつあり、それが優秀な人材の獲得にも繋がってきています。それも、石川県に本社を置く地域企業だからだと感じます。
世界No.1を目指す中で、まずは主力製品「MTフェルール」を製造する「石川工場」が世界へ通用するモノづくりを行う工場になることです。そして、熱電技術開発に取り組む金沢の開発拠点が、次々と新しい技術を開発し、イノベーションの発信拠点となること、その結果、より多くの人材を呼び込むことができ、能登地区や加賀地区の活性化にも繋がると考えています。
企業名 | 株式会社白山 |
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本社地 | 石川県金沢市鞍月2-2 石川県繊維会館1階 |
URL | https://hakusan-mfg.co.jp/ |
石川県内拠点 | 金沢本社(金沢市) 金沢R&Dセンター(金沢市) 石川工場(志賀町) |
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